第18回環境応用化学セミナー

2021年4月16日

下記のとおり、第18回環境応用化学セミナーを開催いたします。今回は、第10回グリーンソサエティーセミナー、2021年度第1回生命機能セミナーとの併催とします。セラミックス材料の3D構造制御、特に分子サイズから、ナノ、ミクロンサイズのいろいろな大きさを有する多孔体に関する講演をお願いしました。みなさまのご参加をお待ちしています。

  • 日時:2021年5月18日(火) 17:00-18:40
  • 形式:オンラインセミナー(Zoomを利用)

講演1(17:00-17:40)

ナノ粒子の液相合成とメソ・マクロ多孔体構築への利用

樽谷 直紀 先生
(広島大学 大学院先進理工系科学研究科 応用化学プログラム・助教/法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究センター・客員研究員)

材料のナノサイズ化、微細構造の制御は諸特性の向上や新たな機能性の発現を導く。本発表では、ナノ粒子、中でも10 nmを下回る非常に微細でかつ有機成分と無機成分からなるナノ粒子の合成方法、それら粒子をビルディングブロックとして利用した多孔体の構築方法について紹介する。さらに、ナノサイズ化や多孔体化が材料の機能性にもたらす影響について、電気化学特性を中心として議論する。

講演2(17:40-18:30)

材料科学、環境科学における粘土鉱物

田村 堅志 先生
(国立研究開発法人物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 機能性粘土材料グループ ・グループリーダー)

自然界で形成される粘土鉱物は、温度や圧力、pH値など外部環境の影響を受けながらも適度な安定性をもち、安全な物質として知られている。その吸着特性、コロイド的性質などから、古くから陶磁器をはじめ、化粧品、医薬品、食品分野などで利用されてきた。また、環境問題では、福島第一原発事故の際に放出された放射性セシウムが、土壌中の粘土鉱物に吸着されているということでも注目されている。粘土鉱物に対する理解が深まるなかで新たな粘土材料、環境科学における粘土技術について紹介したい。

  • セミナー聴講希望者は、下記までご連絡ください。Meeting IDおよびPWをお知らせします。
  • マイクロ・ナノテクノロジー研究センター(E-mail:nanotech@hosei.ac.jp)
  • メールタイトル「第10回グリーンソサエティーセミナー申込み」メール本文に,所属学部・学科,お名前,学生証番号を記載してください。

主催:法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究センター
共催・後援:法政大学生命科学部 環境応用化学科、法政大学生命科学部 生命機能学科
世話人:法政大学生命科学部 渡邊 雄二郎

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