第20回環境応用化学セミナー

2021年10月11日

下記のとおり、第20回環境応用化学セミナーを開催いたします。今回は、第12回グリーンソサエティーセミナー、2021年度第4回生命機能セミナーとの併催とします。生命分野の視点から、グリーンソサエティに向けた持続可能な社会構築に貢献する講演をお願いしました。みなさまのご参加をお待ちしています。

  • 日時:2021年11月2日(火) 17:00-18:40
  • 形式:オンラインセミナー(Zoomを利用)

講演1(17:00-17:50)

鹿児島県喜界島のアリモドキゾウムシ根絶にむけた技術開発

佐野 俊夫 先生
(法政大学生命科学部・植物医科学センター)

鹿児島県喜界島ではサツマイモを食害する特殊害虫であるアリモドキゾウムシの防除活動がおこなわれています。しかし、アリモドキゾウムシの寄主植物であるノアサガオが島内森林部分に点在することから、その防除作業が難航しています。そこで、本講演ではドローンとAIとを用いて、空撮画像からノアサガオを探索し、その領域へアリモドキゾウムシ防除のための不妊虫を自動的に放飼する装置開発の取り組みを紹介します。

講演2(17:50-18:40)

微生物を活用した循環型社会の構築:カーボンニュートラルな植物資源からつくる新しいバイオプラスチック

川口 秀夫 先生
(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科・先端バイオ工学研究センター)

地球規模の気候変動を抑制するため、内閣府は2020年に「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を発表しました。本政策では今後の成長が期待される14の産業を設定し、“輸送・製造関連産業におけるカーボンリサイクル・マテリアル”、“家庭・オフィス関連産業における資源循環関連”分野において、バイオマス利用の技術革新を求めています。本講演では、カーボンニュートラルな植物資源から微生物の発酵を活用してつくる新しいバイオプラスチックの最新動向と展望を紹介します。

  • セミナー聴講希望者は、下記までご連絡ください。Meeting IDおよびPWをお知らせします。
  • マイクロ・ナノテクノロジー研究センター(E-mail:nanotech@hosei.ac.jp)
  • メールタイトル「第12回グリーンソサエティーセミナー申込み」メール本文に,所属学部・学科,お名前,学生証番号を記載してください。

主催:法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究センター
共催・後援:法政大学生命科学部 環境応用化学科、法政大学生命科学部 生命機能学科
世話人:法政大学生命科学部 山本 兼由

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