第22回環境応用化学セミナー

2022年6月8日

下記のとおり、第22回環境応用化学セミナーを開催いたします。今回は、第1回グリーン・サスティナビリティセミナーとの併催とします。みなさまのご参加をお待ちしています。

  • 日時:2022年7月6日(水) 15:20-17:00
  • 形式:対面(東館E105教室)およびオンライン(Zoom)

セミナー聴講希望者は、下記までご連絡ください。Meeting IDおよびPWをお知らせします。

  • 申し込み先:マイクロ・ナノテクノロジー研究センター(E-mail:nanotech@hosei.ac.jp)
  • 申し込み方法:メールタイトル「第1回グリーンサスティナビリティセミナー参加申込み」
    本学の方はメール本文に氏名、所属学部・学科、学生証番号を記載してください。
    学外の方は、氏名および所属(企業・官公庁、一般、学生等、学生・生徒の方は学校名)の記載をお願いします。

講演1【市民プログラム】(15:20-16:00)

使用済みLED照明からの金属資源リサイクルに向けた取り組み~持続可能な地球社会の構築を目指して~

  • 講師:明石 孝也 先生(法政大学 生命科学部 環境応用化学科・教授/法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究センター・兼担研究員)
  • 要旨:法政大学の生命科学部と研究開発センターは、企業と連携してLED照明をリサイクルする事業スキームを業界で初めて構築しました。この仕組みに基づいて、2016年4月からLED照明をリサイクルする事業が本格的に始まりました。これにより、LED照明に用いられているアルミニウムと銅と貴金属などのリサイクルがなされるようになりました。また、LED照明からガリウムをリサイクルするための技術開発も行っています。本講演では、これらの一連の取り組みについてお話しします。

講演2(16:00-16:50)

カーボンナノチューブの黒化膜としての応用

  • 講師:渡辺 博道 先生(産業技術総合研究所 物質計測標準研究部門 熱物性標準研究グループ・主任研究員)
  • 要旨:カーボンナノチューブ(CNT)は、可視域から遠赤外域に至る広い波長域の電磁波に対して最も高い吸収率(放射率)を示す物質である。この特性は、CNTを形成する炭素原子の黒鉛構造が持つ高い吸収率、ナノスケールの空洞、薄膜多層構造、低い嵩密度といったCNTの本質的特徴に加えて人工的に形成したCNT配向体が有する無秩序性・欠陥に起因する。本講演では、CNTの疑似黒体特性の理論的な説明、CNT黒化膜の代表的な製膜方法、CNT黒化膜の期待される応用分野について紹介する。

総合討論(16:50-17:00)

主催:法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究センター
共催:法政大学生命科学部 環境応用化学科
世話人:法政大学生命科学部 緒方啓典

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