2025年11月21日
下記のとおり、第32回環境応用化学セミナーを開催いたします。今回は、第12回グリーン・サスティナビリティセミナーとの併催とします。みなさまのご参加をお待ちしています。
- ⽇時:2025年12⽉4⽇(水) 15:10〜16:40
- 対面とオンラインのハイブリッド開催
- 会場:東館 E210教室
講演1(15:10-15:40)
外部負荷に応答する細菌ナノモーター
- 講師:曽和 義幸 先生(法政大学 生命科学部 生命機能学科・教授)
- 要旨:細菌のべん毛モーターは,イオンの流れを利用して回転運動を生み出すナノスケールの分子機械です.このモーターは,外力や環境条件に応じて出力特性を変化させる「機械的フィードバック機構」を備えています.本講演では,単一モーターのトルク−速度関係を高精度に計測する手法を用い,機械特性を調節する因子の役割を明らかにした最近の研究成果を紹介します.
講演2(15:40-16:30)
細菌の”ケミカル認識”を理解し、ケミカルセンサーへ応用する
- 田中 裕人 先生(情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所 バイオICT研究室)
- 要旨:大腸菌は、周囲の化学環境を認識し、環境に応じてその挙動を変化させる走化性を持っています.本講演では,統計処理を通して、走化性応答中の大腸菌が保持(認識)している外界の情報を明らかにした我々の研究と、その工学的応用の可能性を紹介します.大腸菌の理解と工学的応用の基盤となる、計測手法、走化性の高精度数値化、統計手法と併せて紹介します.
主催:法政大学 マイクロ・ナノテクノロジー研究センター
共催:法政大学 生命科学部 環境応用化学科法政大学 生命科学部 生命機能学科
世話人:法政大学 生命科学部 曽和 義幸






